人生で勇気が必要なとき
こんにちは!Jimmyです。
勇気が必要な場面とはどんなときでしょうか。
仕事で新しい提案や企画を進言するとき、
間違った人の言動を正すとき、
素直に自分の非を認めて謝るとき、
進路や就職、転職で重大な決断をするとき、
プロポーズするときなど、
人生で勇気が必要な場面は、大小含めれば幾度となく訪れることと思います。
そんな肝心なときに、勇気が出せなくて、何もできずに終わることは避けたいものです。
今回は、人生の重要な場面で、勇気を出す方法を紹介していきます。
私は心理学者でも、メンタルトレーナーでもありません。
人より能力が秀でているわけでもありません。
今までに勇気を出せず、行動できなかったことで、惨めな思いを何度となく経験してきました。
一方で、もがきながらも、30歳を過ぎてから、人生の大事な局面において自分を強く持ち、
勇気を出して行動することもできました。
10年以上勤めた金融業界から離れて、全く新しい領域での起業などは、人生の重大な岐路でしたが、自分をしっかり持って決断し、行動できたと思います。
そんな私の数々の失敗と、重要な局面で勇気を出せた体験を踏まえて、勇気を出す心構えや、必要な考え方を共有できればと考え、今回記事にしてみました。
勇気を出す方法:本質的な6か条
①本気になる
本気になっていなければ、勇気を出すことはできません。
重大な決断を下す局面では必ずリスクがあります。
恐怖心や迷いがどうしてもつきまといます。
決断を先送りにしたり、断念したりする理由を探せば、簡単に見つかることでしょう。
だからこそ、思いを強く持つこと、つまり本気であることが絶対に必要になります。
私自身、勇気を出せずに終わった出来事を振り返ると、本気でやっていないことばかりでした。
例えば、サラリーマン時代の職場で、「これはおかしいから変えなければ!」と思うことがたくさんあったのですが、何も行動できなかった(しなかった)ことがほとんどでした。
多くの人がよく知っている通り、組織における体制や方針、やり方に異議を唱えて、変えていこうとすることは簡単なことではありません。
自分にブレーキをかけ、行動を思いとどまらせる理由はいくらでもあります。
「この組織では下が何を言っても無駄」、
「余計な労力を使って軋轢を生むだけ」、
「異議を唱えたところで問題を自分の能力と努力不足に帰結させられるだけ」、
「聞く耳を持った上司ではない」、など次から次へと浮かびます。
周りに相談しても、同じようなことを言う人ばかりです。
そして、「ここで行動するのは得策ではない」と断念することになるのです。
私の場合、正直に振り返って、当時の仕事に対して誇りや情熱を持って取り組んでいたわけではありませんでした。
組織や運営について、何とかして変えていきたい、良い方向へ持っていきたいという強い思いを持つには至らず、
不満を持ちながらも、半ば諦め、何も行動しないという時期が長く続きました。
会社に対しても、チームに対しても本気で良くしようと思っていなかったことを認めます。
一方で、そんな組織にいながらも、本気の思いを持つことを少し意識し始めたのは、自分が部下を持つ立場になったときでした。
自分では気づかなかった現場の弱点や、上司に対する改善要望など、部下が本気で考えて、悩んでいる姿を見ているうちに、使命感が湧いてきました。
行動を断念するようなマイナスの理由を打破する強い思いに動かされて、上司への提言に動きました。
ときには歯に衣着せずに発言し、衝突もありました。
「組織を変えるために上司を動かす」という目的と照らし合わせれば、やり方には随分問題があったと後になって反省もありますが、行動できる「勇気」を持って動くことができたのは確かです。
情熱を注げること、強い思いを持てる対象に注目することで、思いもよらない勇気を得ることができます。
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②世間の常識より自分の信念に従う
一般的に言われる常識や、他人から言われた「あるべき論」をもとに考えていると、勇気は湧いてきません。
それどころか、他人の意見によって行動した結果、上手くいかなければ、簡単に他人のせいにしてしまうという傾向もあります。
世間一般に言われていることと、自分の信念レベルで考えたこと。
勇気を持った行動をするためにどちらを選ぶべきかは明確です。
プロポーズするときに、恋愛ハウツー本や、他の人たちが利用したシチュエーションを参考にするよりも、自分で信念を持って、とことん考えて選んだシチュエーションで勝負する方が勇気と覚悟が湧きます。
仕事においても、世間では、
「こんな資格を持っていると、この先食いっぱぐれがない」
「これからのキャリアアップの王道」
などと銘打ってまとめられている記事やニュースを見聞します。
しかし、自分の信念を持っていないと、別の角度から考察された記事を見たときに簡単に迷いが生じます。
努力している途中で挫折してしまう可能性も高くなります。
世間一般の認識とは違っていたとしても、自分の信念レベルで考えた道であれば、勇気は自然と湧いてくるものです。
私自身、時間をかけて、とことん考え抜いたからこそ、10年以上勤めた会社を飛び出す勇気を得て、起業の道に進むことができました。
決断するのに、勇気が出ないと感じている人は、兎にも角にも、自分の価値観と信念について時間をかけて考えてみることが必要です。
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③失敗を肯定的に捉える
失敗は、楽しいことではありません。
惨めな思い、恥ずかしい思い、自分を責めたくなる思いが次々と自分を襲います。
もしかしたら大変思慮深い人、地頭の良い人、基本的能力が高い人で、大きな挑戦をしなければ、大きな失敗も少ないまま人生を全うできるのかもしれません。
しかし、多くの人は、失敗により大きな成長をしてきたはずです。
つまり、失敗が無ければ、成長もないということです。
恥をかいて、痛い思いをして初めてわかることがあると、自身の経験を振り返って共感できるのではないでしょうか。
私も、公私にわたり、恥ずかしい惨めな思いをたくさんしてきましたが、
今本当に思うのは、若い頃にたくさん失敗を経験した方が絶対に良いということです。
なぜなら、若い時の失敗の方が、ダメージが少なく、取り返しがつくことがほとんどだからです。
運動と同じです。
小さい頃にスキーでいくら転んでも大したことはない上に、上達も速いですが、
大人になってからやれば、全身痛い思いをして、場合によっては大けがのリスクもある上に、同じような練習をしていては上達も限られます。
仕事においては、若手の頃に失敗してしまったことは、上司にこっぴどく怒られますが、任されている責任も小さく、取り返しもつきます。
何より若手であるため、失敗して当然というようにも考えてもらえます。
経験も無いまま、責任あるポジションについて失敗した場合であっても、確かに学びと成長はもたらしますが、若手の時のような寛大な措置や見方をしてくれるとは限りません。
大きな損失に繋がる可能性もあるでしょう。
仕事以外も同様です。
若い頃のお酒の失敗、異性関係・交友関係の失敗、遊びの失敗は、「若気の至り」で、後に笑い話にできるケースが多いですが、ある程度年齢を重ねてからの同様の失敗は、責任問題に発展するケースもあるでしょう。
若いうちであれば、失敗したとしても、取り返す機会はいくらでもあり、更に大きな成長ももたらしてくれることを強く認識しておくことが大切です。
「失敗するなら今のうち」くらいの気持ちで臨めば、自然と勇気も湧いてくるものです。
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④実力をつける
勇気を出す方法として、大変シンプルな方法ですが、これを無視することはできません。
実力をつければ勇気を出すことができます。
仕事でも、思ったことや、やってみたいことを発言する、実行するのに、実力があれば大きなハードルにはなりません。
道で偶然、間違ったことをしている屈強な男性を見た時、
注意をしようと思っても、一般人であれば、注意に踏み込める人は多くありません。
私は、間違った行動をした人がいれば、どちらかというと注意をするタイプです。
同じ日本人や、海外でもアジア人であれば、今まで何度も注意をしてきました。
禁煙区域である駅校舎内で喫煙している人、順番の列を並ばない人、道の真ん中で子供にオシッコさせている人などがいました。
しかし相手が違えばそうもいかないと認めざるを得ません。
アジア以外での生活経験はありませんが、とある欧米国を旅行中、夜道で屈強なガードマンのような人を見ると、同じ人間の体格とは思えませんでした。
先ほど書いた状況と同じことが目の前で起こっても、まず注意できないだろうと思います。
ただ、武道の達人レベルの心得か、体格と腕力が二倍ありさえすれば、すんなり注意できるかもしれません。
これを勇気と言ってよいのかという問題はあると思いますが、
とにかく実力をつけることで、その分野における様々な行動を、難なく決断できるようになることは確かです。
⑤最悪のケースを冷静に考える
勇気を出せない原因として大きなウェイトを占めるのが、上手くいかないことへの恐怖心です。
上手くいかなかったらどうしようと一番先に考えてしまいますが、
仮に勇気を出して行動した結果、それが上手くいかなかったらどうなるのでしょうか?
ということを具体的に考えます。
最悪の状況について冷静に考えてみると、「意外と大したことではない」と思えるかもしれません。
勇気を出して行動してみたとしても、まず命を奪われるようなことはないでしょう。
「どんなに失敗しても、死ぬことはない!」と思えることがほとんどです。
上手くいかないと、今ある全てのものを失うかのような恐怖を感じるときは、一度冷静になって、失敗したときの状況を具体的に想像してみるとよいでしょう。
仕事で上手くいかなくても、自分の命も家族もあります。
本当に今の仕事が続けられないくらいの状況になるのは稀ですし、なったとしても、他の仕事もあれば、生きる道、再挑戦できる道もあるのです。
よく、連想が連想を呼んで、一つの失敗が、次の失敗を呼んで、連鎖的な悲劇的ストーリーを描いてしまう人がいますが、
今しようとしている決断とは全く無関係のことまで結びつける必要はありません。
起業するという決断で動いた結果、事業で失敗することを想定しても、次の再挑戦も失敗することまで考える必要はありません。
まだ一つ目の挑戦もしていないのに、再挑戦の具体的な作戦などあるわけはないのですから、考える意味はありません。
プロポーズに失敗して、しばらく立ち直れないところまで想定するのは良いですが、それで仕事も上手くいかなくなって左遷させられることは無関係です。
冷静に、今しようとしている決断によってのみ生まれる最悪の状況を冷静に想定してみることで、リスクを整理でき、勇気が湧いてくることも少なくありません。
⑥後悔は「行動しなかったこと」という教えを強く認識する
人生を大局的に考えると、勇気を出して決断することの大切さがわかります。
人は死ぬときに人生を振り返って総括すると言われますが、後悔を口にする人も少なくないようです。
実際に、「死ぬときに後悔すること」について、調べた結果を紹介している著書もあります。
偉人や成功者に限らず、一般的な人がどのように感じたのか、私も何冊か読んだことがありますが、
興味深いのは、
その反対に、「果敢に挑戦しなかったこと」、「行動を起こせなかったこと」について後悔する人が大変多いことがわかったのです。
よく、「挑戦せずに後悔するよりは、挑戦して後悔した方がよい!」と言われますが、実際の先人たちの例からわかるように、人生を総括した際に、挑戦したことを後悔するようなことは無いのです。
挑戦した結果がどうであれ、自分の決断に納得しているのだと解釈できます。
そう思えば、挑戦することがいかに素晴らしいことか思いを新たにすることもできますし、行動を起こすことへの勇気も湧いてくるのではないでしょうか。
私自身、この事実を知ることで、挑戦する勇気が倍増しました。
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勇気を出す方法 まとめ
いかがでしたでしょうか。
これまで、勇気を出す方法について書いてきました。
勇気を出して行動に移すことは、自分の人生を豊かにするためのステップです。
✅本気になる
✅世間の常識よりも自分の信念に従う
✅失敗を肯定的にとらえる
✅実力をつける
✅最悪の状況を冷静に考える
✅死ぬ間際の後悔は「行動しなかった」ことであることを意識する
自分の状況にあった方法で試してみてはいかがでしょうか。
日頃から意識していると、仕事や人生に対する見方も少しずつ変化していきます。
そして、ここぞという人生の大事なときに、勇気を振り絞ることが可能になるでしょう。
自信をもって自分の人生を生きる人が一人でも増えることを願っています!
以下に、人生における大事なことや、多い悩みについての記事もありますので、興味のある方はご覧ください。
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以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。