会社を辞めることは逃げではありません
こんにちは!Jimmyです。
会社を辞めることに対してマイナスの感情を持っている国、それが日本です。
最初に結論ですが、会社を辞めることが逃げることとは限りません。
自分を押し殺して、会社に染まることを選ぶ方が、逃げると呼ぶに相応しいと言えます。
居心地の悪い会社に無理をして留まっていても、よいことは何一つありません。
自分の思いに正直に動いてみることを”一度くらいは”試してもよいのではないでしょうか。
成功している人は、自らの価値観に基づき、動いてきた人たちです。
「何をするか」よりも、「誰とするか」
まず、会社を辞めようと考えている場合、周りによい影響、刺激を与えてくれる人がいないというケースが多いはずです。
端的に言ってしまえば、こうなりたいと思える人がいないということです。
人は、何をするかよりも、誰とするかの方が大事だと言われるくらい、一緒に働く人というのは重要です。
もちろん、少しでも自分が関心を持てること、やりたいことのために動くほうが得策です。
ただ、明確にやりたいことが定まっていないのであれば、
尊敬できる人、輝いている人のところを目指して動いてみるというのもよいかもしれません。
誰と働くかで考えると、今の環境でよいのか悪いのかすぐに見えてきます。
一緒に働きたいと思えない人と働いていると、前向きな気持ちでいること、力を発揮することが難しくなります。
この環境は本当にお勧めできません。
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会社にも相性がある
次に、相性の問題です。
会社も人の集まりです。
入社したあとで、相性が合わない、価値観が合わないと感じることも当然ありえます。
面接を数回受けただけでは、会社の雰囲気や、在籍する人の特徴などを完全に把握することは不可能です。
価値観や考え方に賛同できず、違和感を持ったまま会社に残っても、持っている実力やその人の良さを発揮できる場面はあまりありません。
何れにせよ、今の環境にいて幸せな自分がいないのであれば、動いてみることは当然の選択肢です。
逃げでも裏切りでもない
最近では、退職代行のサービスがあるようです。
ニュースでも度々取り上げられています。
それだけ需要があることが不思議でしたが、裏を返せば、辞めるということは、少なからず面倒なことが発生するということなのでしょう。
面倒とは何か?
考えられるのは引き留めです。
不満を聞いてくれたり、他の部署への配置を提示してくれるような通常の引き留めならまだしも、
辞めることに対して、”裏切り”とか”迷惑”という言葉をかけてくる上司がいるとすれば、確かに厄介です。
大前提として、責任や義理を果たすことは大事なことです。
よくしてくれた上司に対して、退職代行はよくありません。
気が重くても、説明を尽くすのが礼儀だと思います。
ですから、私は、初めて退職代行サービスというものがあることを知った時は、辞めることくらい自分で言えなくてどうするんだと思っていました。
しかし、通常ではない上司が相手だとすれば、このやり方も批判できないのではないかと思い直すようになりました。
最近の若者がドライで、義理人情が無いという意見もありますが、
一方で、それ以上に最近の上司も、おかしなことを言う人が多いのではないかと思います。
もしくは、本当に人望がない上司が多いとも言えます。
いくら最近の若者であっても、良くしてくれた上司、もしくは話せる相手に対して退職代行などは使わないでしょう。
鶏が先か卵が先かの議論ではないですが、まともな上司に対してであれば、まず相談があるでしょう。
辞めることが「裏切り」などという言葉は簡単に出てくるものではありません。
一子相伝の思いで、伝えてきたものでもあるのか、もしくはそれくらいの気持ちで部下と接してきたのか、
そんなことは、それを口にする上司にかぎっては、まずあり得ません。
考えずに会社に染まることを選ぶことこそが逃げ
組織に染まることは簡単
日本社会には、自分を抑えることをよしとする慣習があります。
会社の雰囲気にうまく馴染める人、上司によって態度やスタンスを簡単に変えられる人、自分の考えを持たずに大きな流れに身をまかせることができる人、上からの方針にただただ従える人。
これらも一つの能力と言えば能力です。
これらの資質を必要とし、重視している組織もたくさんあります。
器用な人にとっては、それほど難しいことではありません。
しかし、自分の価値観を考えずに、あるいは前面に出さずに、ただ合わせるだけなのであれば、これこそが逃げです。
長い物には巻かれる人、という言葉がぴったりです。
目の前の仕事と自分の価値観の間に立ち、疑問を持ち、考えることは苦しさを伴います。
一方、身のこなしかたを覚えてしまえば、組織に染まることは簡単です。
大勢に従い、組織のお作法をわきまえ、それなりの発言をしていれば、居場所は確保できるでしょう。
その代わり、自分の軸を持たない薄っぺらい発言しかできない人間へとまっしぐらな人も、少なからずいるのが現状です。
私自身、そのような人をたくさん見てきたため、断言します。
それをよしとするのか、自分自身で一度考えて見る必要があります。
逃げた人から言われても・・・
逃げた人の中には、論理的でもっともらしいことを言うことが得意な人もたくさんいます。
むしろそれによって、自分を正当化していると感じることが多いです。
しかし、そんな人からいくら「あるべき論」を諭されても、説得力がありません。
違和感を覚えます。
盗人に禅の精神を語られているようなものです。
何のためにこの仕事をしているのですか?
何を達成するために動いているのですか?
どんな価値観と信念に基づいて発言しているのですか?
目の前の仕事には一見関係ないようなことですが、説得力、人望というものに大きく影響を与える問です。
逃げの生き方をしていれば、おそらく端的かつ明確な答えは返ってこないでしょう。(特に3つ目の質問)
はっきりとした答えを持っていないからです。
つまり、組織から言われたからやっているのです。
本当の意味で人を動かすのは、発言する人の人格であり、信念です。
それがごっそり抜け落ちた人の発言には説得力がありません。
組織でのあるべき論を話すのは得意であっても、組織を一歩出た瞬間、何も通用しなくなります。
唯一の後ろ盾となる組織の「役職」や「階級」がなくなってしまうからです。
このような人たちを、「悪」だと言うつもりはありません。
それで良いと決めている人たちに対して、間違っているというつもりもありません。
その生き方を望まない人、かっこ悪いと思っている人は動けばいい、そう思っているだけです。
勝負している人なら辞める人の気持ちがわかる
逃げずに、自分の人生を勝負している人であれば、会社を辞めるということに対して、違った反応をするでしょう。
自分が勝負している人は、勝負する他者の気持ちも理解することができます。
辞めることが逃げの選択ではないことをわかっているからです。
まとめ
今回のテーマは「逃げているのはどっち」ということで書いてきました。
会社を辞めることや、公募などで部署異動を希望する人も含めて、「逃げている」とか、「裏切り」だとかいう言葉を持ち出す人がいるようです。
しかし、その感覚に振り回されるべきではないと断言したいと思います。
会社を辞めることは逃げとは限りません。
自分の中で、自分の人生を生きようと思う気持ちと、目指すべき姿があれば、当然それに向かって進むべきです。
自分の人生を生きることを諦めた人たちは、組織にしがみつき、他者に攻撃的な言葉を浴びせてくるかもしれませんが、気にする必要はありません。
諦めた人たちにとって、それは自己防衛の表現の一つです。
周りの声に惑わされることなく、自分の人生を生きるために今の会社を辞めるべきと考えれば、きっぱり辞めればよいのです。
自分の人生に責任を持つのは他でもない、自分自身です。
以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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