会社の居心地が悪いなら良い仕事はできない理由

居心地が悪い会社の特徴

こんにちは!Jimmyです。

今回は、居心地の悪い会社では、良い仕事ができない理由について書いていきます。

 

会社は居心地が悪い場合が多いですが、日本の会社は特にその傾向が強いと言えます。

仕事をする場所であり、緊張感を持っていなければならないという場面はもちろんあるでしょう。

仕事に集中しているときは、居心地などあまり気にならないかもしれません。

 

それでも、緊張感や忙しさを差し置いても、ただただ居心地が悪いと感じます。

それは、常に周りから監視されているからです。

こんな感覚を持ちながら仕事をしている人は少なくないのではないでしょうか?

 

✅何かしていないと、暇だと思われて余計な仕事が増える。

✅とにかく手を動かしている状態でいないと仕事をしているように見なされない。

 

これでは、ストレッチや背伸びをして固まった体を動かしたり、

視野を広げて仕事のアイデアを考えたりすることが難しくなります。

 

職種や任されている仕事によって差はありますが、効率的な仕事をするためには、「手を動かさずに考える」という時間も当然必要です。

 

しかし、周りから見れば、何もしていない、ぼーっとしているようにとらえられてしまうことがあります。

手を頭の後ろに組んで考えていれば、「あの人暇なんだ」、と思われることもあるかもしれません。

 

本人が真剣に考えてさえいれば、それは無駄な時間ではないはずです。

しかし、相互監視社会である日本において、多くの会社はそれを放っておきません。

上司のみならず、周りの同僚も、お互いに監視し合っているケースが多くあります。

 

明らかに他者と比べて成果が出ていないなどの状況があれば、その行動を問題視されても仕方ありませんが、

手を動かしていない状況だけをとらえて、それを悪であると判断されるケースが、今のご時世でもまだまだ残っているように感じます。

 

常に、難しい顔をしながらパソコンに向かいあっているか、何か手を動かしているか、営業職であれば外出していなければなりません。

これでは良い発想が生まれる可能性は極めて低くなります。

居心地が悪い会社は非効率

とにかく、何か手を動かしていなければならない、難しい顔をしながら、いかにも忙しそうにしていなければならない。

監視されたこのような状況で仕事をしていると、良い発想は生まれません。

 

とにかく、何かしなければという思いが先に立って、大して重要ではない仕事、効果が出ない仕事に取りかかってしまうからです。

 

私が、サラリーマンで営業駆け出しのころは、とにかく、顧客往訪件数について言われました。

朝の会議が終わり、何分かたっても外出していない場合、上司から注意を受けます。

とにかく、営業職は「外に出てなんぼ」の世界でした。

 

若手であった私のような人間ならまだしも、ベテラン社員もそのような扱いを受けていました。

よほどの重要案件でもない限り、毎日朝の会議後には外出し、夜まで帰ってこないというスタイルが常態化していました。

 

そのため、社内でやるべき事務作業は、夜の退社までの限られた時間に慌ててやることになります。

当然内容は疎かになり、ミスも発生し、周りにも迷惑をかけます。

 

誰もが余裕のない状態でした。

そのような毎日を送っていました。

 

なぜ、このような会社が多いのか。

それは、高度経済成長期からバブル時代のやり方をまだ引きずっていることが関係しています。

 

考える時間が無駄、とにかく動けば何かに当たるという発想です。

経済が右肩上がりで、需要に供給が追いつかない状態であれば、このやり方はある程度効果を発揮します。

 

”下手な考え休むに似たり”とはよく言ったもので、考えている時間があれば、手や足を動かしたほうが良いということわざです。

居心地が悪かろうが、個性を無視しようが、とにかく社員を強制的に動かすことで、業績を伸ばしていった時代です。

 

しかし、今の時代、考えずに、とりあえず動いてみたところで、何も見つかりません。

営業職であれば、何も考えずに、お客さんのところに往訪したところで、待ってましたとばかりにいい話が舞い込んで来ることなどまずありえません。

1000件往訪して1件あれば良いほうだと思います。

 

基本的に、考えることは、家に帰った後や土日にして、営業日はとにかく動くというスタイルを何年も続けましたが、効率的ではない仕事の仕方だったと思います。

 

社内で落ち着いて考えることができなかった分、土日にまで、仕事のことを必死に考えていましたので、相当に仕事に打ち込んだ感覚はありましたが、

よく考えれば、そんなに疲労感を味わい、時間をかけなくても得られた成果だったと思います。

 

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居心地が悪いと自由な発想とアイデアが育たない

グーグルでは、労働時間の20%は自由時間として、好きなプロジェクトや、自己研鑽に取り組むことができる制度を設けているそうです。

この制度の実際の利用状況には色々議論もありますが、重要な事実として注目しなければならないのは、グーグルの成長と、それを牽引したイノベーションです。

 

イノベーションは、ほんの小さな発想や気づき、疑問から生まれると言われています。

普段とは少し違った角度でものを見たり考えたりした時に、ふとした気づきがあるようです。

 

グーグルは、20%ルールをはじめとした諸制度や社風により、自由な発想を促しやすい雰囲気になっているということが言えると思います。

そしてそれが、業績としてしっかり表れています。

 

今は間違いなく、作れば売れる、とにかく数をあたれば契約が取れる時代ではありません。

そうであれば、より自由で柔軟な発想で考えることが、大小問わずイノベーションに繋がり、成長のヒントになるはずです。

 

高度経済成長を経験した伝統的な日本企業は、これをなかなか受け入れられません。

自由にしていることと、サボっていることを同義にとらえているからです。

 

管理職でもない限り、とにかく手を動かしていない社員は、サボっていると見なされます。

社員は、社内にいる間、四六時中、難しい顔をしていなければならず、何か忙しそうにしていなければなりません。

 

新しいアイデアが浮かぶはずはありません。

本来、アイデアや発想は、管理職だけのものではありません。

現場で働いている社員の視点、気づきにこそ重要な示唆が含まれています。

 

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対策:自分で納得できることを1つはやってみる

今、居心地の悪い会社で、息が詰まる思いをしながら働いている人は、自分の能力がうまく発揮できない状態にあることを認識するべきです。

このことを強く意識することが重要な一歩です。

 

会社内の雰囲気はなかなか変えることはできませんが、まずは、とにかく手を動かすことだけが仕事の正解であるという概念は捨ててしまいましょう。

 

成果が出ないのは、努力が足りないからだ、訪問件数が足りないからだ、苦しい思いをした経験が足りないからだと上司に言われて自分を責めていると、どんどん視野の狭い人間になり、苦しくなっていきます。

 

本当に、訪問件数が足りないことが原因なのか、ミスをしたのは真剣さが足りないからなのか、自分の納得する原因を探すようにすることが肝要です。

 

もっと考えて動けと言われたのなら、考える時間を奪っているのは誰だったかを思い出してください。

合っているか間違っているかを、自分で検証してみればよいのです。

従来のやり方が意味をなしていないことなど山ほどあります。

 

その過程を踏まないと、居心地の悪い会社でずっと能力を発揮できないまま時間が過ぎていくことになりかねません。

 

色々としがらみのある難しい会社に所属している人も少なくないと思います。

それでも、自分で考えた、よりよい動き方を一つでも実践してみることです。

主体的に動くことは、受動的に動く時よりも多くの思考が働きます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、監視状態がはびこっている居心地の悪い日本企業を題材に、仕事との向き合い方を考えました。

 

多くの日本企業では、互いに監視し合い、とにかく手を動かしていないと暇だと思われるような価値基準が蔓延しています。

そのような環境にいると、

非効率な行動が増え、生産性は上がらず、

イノベーションに繋がるような創造的なアイデアも生まれません。

 

当たり前のように上司から言われている旧識を疑い、一つだけでも自分が正しいと思えるやり方で仕事をしてみることで、少しずつ検証していくことが必要です。

 

そのような思考を繰り返す中で、視野も広がり、組織を変えるという選択肢も出てくるのではないでしょうか。

居心地の悪い会社にある弊害を理解して、単に根性論だけで片付けないよう、留意すべきです。

 

以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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