部下や後輩を指導するときに大切なこと

こんにちは!Jimmyです。

入社して数年も経てば、後輩ができたり、場合によっては部下ができることもあると思います。

今回は、部下や後輩を指導するという立場に立った人が忘れてはいけない大切なことを紹介していきます。

 

職場の悩みで最も多いのは、人間関係の悩みです。

特に、入社してから経験が浅い若手社員の場合、人間関係の悩みの多くは、上司、先輩との関係になります。

 

「みんな通る道」だから、というアドバイスも否定しませんが、全てそれで片付けることもよろしくないと思います。

新たにリーダーになった人であれば、後輩や新人の気持ちも理解しやすい立場にあります。

この機会に一度振り返ってみてはいかがでしょうか。

 

現代の企業組織は、非常にシステマチックになっています。

問題は、部下や後輩を、自分の都合がよい「駒」として使う上下関係の考え方です。

それが現代の多くの企業のスタンダードになっています。

部下 指導

若手は初めて尽くし 上の人の影響力を認識しよう

特に入社して間もない新人、若手社員の場合、初めて経験する業務に悪戦苦闘することになるでしょう。

 

単純な知識不足ということが、最も大きな原因です。

また、所属している組織の中で、どのように行動して振舞っていけばよいのか、「感覚」を会得していない人がほとんどです。

 

そのような人たちに対して、どのような指導をしていくか。

それによって、今後の社会人としての考え方や行動指針の形成のされ方が変わってくると思います。

 

若手の頃は、どんな色にでも染まりやすい、言わば真っ白な布のような状態です。

新人のときに言われた言葉や、見てきた先輩の行動は、強く印象に残ることが多いものです。

部下や後輩を指導するとき、自分が新人の頃どうであったかを忘れないことが大切です。

私が新人銀行員だった頃の話

新入社員 悩み

コピーもまともに取れなかった新人時代

私自身、配属された部署で、初めて見た先輩の行動や言葉は今でもよく覚えています。

印象が強烈であり、忘れることはないと思います。

 

自分がどんなときに困惑したか、どんなことが勉強になったか、違和感を感じたか、

普段考えることが無くても、思い出そうと思えば簡単に思い出すことができます。

それだけ、若手の頃に受けた印象は強いのです。

振り返ってみると、本当に何もかもわからなかった感覚が戻ってきます。

 

私の場合、コピーを取るのにも色々悩んだ記憶があります。

私が新卒で入社したのは大手銀行でした。

 

新人研修では、お客様からお預かりした書類の重要さについて強調されました。

手形、小切手などはもちろん、預金の引き出し伝票、借り入れ契約書、その他お客様からお預かりする書類は大変重要なものとして、記録に残し、細心の注意を払って扱う必要があります。

 

そんなことが頭にあったのですが、ある日、先輩社員からコピーを頼まれました。

10枚くらいがホッチキスで留められていて冊子のようになっています。

自社内で作成した資料ではなさそうです。

 

重要な書類かもしれない、このホッチキスは一度外してコピーしてもよいものなのか悩みました。

 

また、コピーをとり終えた後も、コピーの方はホッチキスで留めた方がよいのか、クリップで留めた方がよいのか、クリアファイルに入れた方がよいのか悩みました。

 

都度、依頼された先輩社員に聞いていたら怒られそうです。

そんなことを気にして、おどおどしながらやっていたのです。

 

簡単な資料作成、書類探しに四苦八苦

簡単な資料の作成も、はじめは苦労しました。

大学時代は遊びほうけていたおかげで、エクセルやパワーポイントのスキルはひどいものでした。

 

指示を受けた簡単な表の作成にも、時間がかかりました。

 

キャビネットの中から取ってきてほしいと頼まれた書類を探すのも苦労しました。

書類の意味がわからずに探していたのです。

 

例えば、初めて「顧客企業の決算書を探してきてくれ」と言われた時です。

一応、学生時代には、上場企業が公開している「有価証券報告書」は見たことがありました。

しかし、非上場企業の決算書や、確定申告書類などは見たことがありませんでした。

 

顧客ファイルの中には、財務数値が記載されている書類がいくつもあります。

どれも、決算に関する書類のような気がします。

先輩に持っていくのに、どの書類まで含めるべきなのか迷いました。

 

月毎にまとめる「試算表」や「資金繰り表」と呼ばれる、似たような書類もたくさんあり、どれを持っていけばよいのかわからなかったのです。

 

新人ですから、先輩社員がそれをもとに何をしようとしているのかもわかりません。

そのため、何が必要なのか、考えてもわからないのです。

 

数年後には過去の自分を棚上げ

上の例のように、簡単なことも、最初は満足にできなかった経験は誰にでもあると思います。

しかし、入社後数年も経てば、このような記憶は脳の奥深くに眠ってしまっています。

普段思い出すことはありません。

 

「こんなことも満足にできないのか?」

と部下や後輩に対して思った経験は私にもあります。

 

しかし、よくよく考えてみると、自分にもひどい時代があったのです。

簡単なことも満足にできないと驚き、怒り、呆れるのは、昔の自分を完全に棚上げしてしまっている場合が多いのではないかと思います。

立ち止まって考える!ダメな事例は繰り返さない

若手社員の1年は、大変な成長を伴います。

数年経てば、新人のときに感じた不安や居心地の悪さを思い出すことは減っていきます。

 

そして後輩や部下ができると、周りの先輩と同じように、後輩、部下に対して振る舞うようになります。

自分もそのようにして覚えていったのだから、後輩も苦労しながら勉強すればよいという思いになります。

基本的には、それで構わないと思います。

 

しかし、明らかにおかしな経験までも、後輩に引き継ぐ必要はありません。

今日、至る所で、上司や先輩社員との人間関係に悩みを抱える若手社員が多いことが話題になっています。

上下関係、人間関係がうまく機能していない証拠です。

パワハラ問題に苦しむ人、精神疾患を患うような人も後を絶ちません。

 

悪いものを、そのまま伝承している結果だと思います。

 

自分が若手、新人だった頃に言われたこと、されたことを振り返って、

今でもおかしいと思えるようなことは、自分の部下、後輩にはしないことが大切です。

 

私がまず思い出すのは、電話や来客時の応対です。

事務職員や新人が取り次ぎをしますが、先輩社員の多くは、取り次いでもらっても、取次者に対して一瞥もすることなく、時には返事もしません。

 

仕事の一部であり、取次ぐことを拒否するようなことは誰もしません。

それが当たり前になっていれば、誰も思うところはないのかもしれませんが、初めて見る立場としては異常な光景として映りました。

 

「はいよ!」、「ありがとう!」の一言や、顔を見て了解の合図を示すだけで済むことです。

これが、この会社では当たり前なのだから、部下や後輩も同じような経験をすべきだと思うのはよくありません。

良くない慣習は、変えていく必要があります。

重要!変に染まっていないか定期的に振り返る

上司 先輩

忙しい日常ではありますが、定期的に、意識的に初心を振り返ってみることも必要です。

 

真っ白な頃の自分の感覚を思い出し、その頃感じた違和感や疑問を今の自分でもう一度考えてみるのです。

「昔の自分は浅はかだった」と思えることの方が多いかもしれません。

 

しかし、昔感じた違和感や、こうあるべきだと願う組織像の全てが間違っているということもありません。

そこには、若手だからこそ見える、組織の悪い体質が潜んでいます。

 

それを見つけるのが大変重要であり、大切なことです。

組織に長くいると、良いことも悪いことも清濁併せ吞んで、周りの人や組織の雰囲気に適応していくものです。

 

この世の中に完璧な組織などなく、よい点もあれば悪い点も必ずあります。

今回のテーマである部下、後輩への指導という観点では、現に上下関係に悩む人がこれだけ多い世の中を考えると、悪い点が相当にあると考えられます。

 

振り返って、知らず知らずのうちに、組織の悪い体質にも染まっている自分を反省することが有効です。

 

染まれなかった(染まらなかった)人は、早々にその組織に見切りをつけることが多いはずです。

残っているのは、必然的に、慣習をよしとして受け入れている人たちであることを忘れるべきではありません。

超重要!指導するなら責任を持って部下の面倒を見る

指導と責任は表裏一体

職場の上下関係に悩む人が多いということを先ほど述べました。

私は、問題の核心は、上下関係に対する認識だと考えています。

 

指導はときに叱責を伴いますが、同時に責任も伴わなければならないものです。

 

この場合の責任とは、部下の言動と、それによって生じた結果に対して逃げないということです。

無責任な叱責は、ただの文句かパワハラ、職権濫用です。

逆に叱責せずに懇切丁寧に教えても、責任が伴わなければ、それは指導ではなくアドバイスです。

 

部下や後輩を、自分が楽をするため、昇進するための駒、手段だと考えている人もいますが、そう思うのならば「指導」するには値しない人となります。

 

そのような人に限り、平時は責任を全うしている、部下のことを考えているような言動をしますが、

少しでも厄介な問題が起こると、言行が一致しなくなるためすぐにわかります。

 

役職ではなく人格こそが拠り所

見かけ上、後輩や部下は、先輩(上司)の言うことを聞きますが、

多くの場合、人としての上司についていっているのではなく、規則、役職についてきているだけです。

 

内心は、怒りと不満に満ち溢れているケースが大変多いのが実態です。

上下関係のストレスが多いのはこれが原因です。

 

厳しくても、ときに理不尽であったとしても、普段から責任を持ち、肝心なときに頼りになる上司、先輩であれば、

仮に現代の若者がどれだけ軟弱であったとしても、人間関係のストレスはこれほど問題にはなっていないはずです。

 

もちろん、手取り足取り教える人がよいと言うつもりはありません。

ただ、責任のない自分よがりの叱責や高圧的な態度、命令は指導ではありません。

 

本当の意味で、人がついてくるはずはありません。

責任をもって面倒を見るからこそ、人格に惹かれ、人がついてくる、それが上下関係であるということを言いたいのです。

 

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なぜ会社は嫌な奴ばかりなのか?マックスヴェーバーの支配三類型から考える

 

どんな上司、先輩ならついていきたいかを考える

まるで、上下関係が所与のものであると思っている人が大変多くいます。

確かに、組織で働くもの同士、組織によって付与された権限に基づいていますから、そういう意味では所与のものです。

 

しかし、それは表面上の上下関係であり、それだけを振りかざしていると必ず軋轢が生まれます。

 

本当の上下関係の前提は「責任を持って面倒を見る」関係があって、そこから生まれた信頼関係によって成立するべきす。

 

TVで見る光景ですが、売れない芸人さんが、先輩芸人に食べさせてもらったり、イベントに参加させてもらったり、住む場所まで提供してもらったり、まさに面倒を見てもらっているエピソードが紹介されることがあります。

 

先輩芸人が、自分もお金が無いのに、後輩に奢るために借金までしてご飯に連れて行ったという話は何度か聞いたことがあります。

 

組織上の厳密な上下関係はありませんが、それでも正当に上下関係が成立している例です。

そのようにしてくれる先輩に対して、一人の人間として尊敬と感謝を覚えないはずはありません。

 

自分が若手、新人だった頃、この人ならついて行きたいと思えた瞬間を思い出してください。

そんな先輩像、上司像を目指して、人としての人格を大切にする必要があります。

 

そのようなことを少しでも意識し、後輩や部下と接していれば、今のように職場の人間関係で悩み、コミュニケーションが崩壊する事例はもっと少なくなります。

 

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山本五十六から考える真のリーダー像

まとめ

仕事をするのであれば、辛いことや不満が生じることがあるのは当然です。

そんな中でも、素晴らしい上司や先輩がいれば、乗り越えて行くことができるばかりか、行動も積極的に、気持ちも前向きになれます。

 

これだけストレスを溜め込む人が多いのは、今の若者が軟弱なのではなく、良い先輩や上司がいないという原因が大きいように思います。

 

後輩が言うことを聞くのは当然だと思っている先輩、

部下を自分の「駒」だと思っている上司は非常に多いように思います。

 

現実には、ドラマのような、見た目も行動もはっきり「悪人」とわかる人はなかなかいません。

そうであれば部下、後輩はもっと簡単に職を離れていくはずです。

 

実際は、非常に巧妙に誤魔化されているため、部下、後輩もギリギリのところで止まります。

ある意味絶妙なコントロールをしているのですが、良好な上下関係とは言えません。

ストレスはどんどん溜まっていき、本来の力も発揮できません。

 

繰り返しますが、責任を持って面倒を見る人がするのが本当の指導です。

 

これを、今のシステマチックな企業組織で実現するのは、確かに簡単なことではありません。

しかし、忙しくて自分のことで精一杯、とても面倒なんて見られないという人は、「指導」はすべきではありません。

 

指導という大義名分のもとで繰り広げられる、高圧的な上下関係を良しとするわけにはいきません。

アドバイスという形で助言を送るにとどめるべきでしょう。

 

当然、上司という管理者であれば失格なのかもしれませんが、正当性のない文句やパワハラよりは幾分かよいはずです。

20代の人は、これからどんどん仕事にも慣れ、スキルも上がり、部下や後輩も増えていく時期に差し掛かります。

 

そんな時は、自分が新人だったときのことを定期的に思い出し、あるべき上下関係と指導を考えることが大切です。

 

以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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