職場の人間関係で孤立したときの、自分を責めない対処法

職場で孤立していると感じたら

こんにちは!Jimmyです。

職場の悩みで最も多いのは、人間関係に関する悩みです。

人間関係がうまくいかず、悩んでいるうちに、気づいたら職場で孤立するという事態に陥った経験のある人もいることでしょう。

 

今回は、人間関係で孤立したと感じたときの考え方と対処法を紹介します。

 

仕事の内容にもよりますが、多くの場合、職場で孤立することは弊害の方が大きくなります。

組織が大きいほど、業務は細分化されているため、自分一人だけで完結することは難しいケースが多いからです。

どうしても、チームワークや、周りからの協力が必要になってきます。

 

私は、銀行の営業職の経験が長かったのですが、周りの協力無しに成り立つ業務ではありませんでした。

一見、他人との関わりが少なそうに見えるウェブエンジニアのような仕事であっても、チームワークは欠かせないと聞いています。

 

例えば、一つのアプリケーションを作るのにも、エンジニアの役割は色々あるようです。

コードを書く人、見た目のデザインを担当する人、構想を考える人、それぞれの意思疎通が重要になります。

 

人間関係は、精神面の影響だけにとどまらず、仕事の効率にも大きく影響を及ぼします。

 

確実に言えることは、業務の内容が高度になればなるほど、多くの人と協働しなければ成立しない仕事が多くなるということです。

 

責任のある仕事がしたい、成長したい、給料を増やしたいと考えるのであれば、人間関係の孤立は、プラスにはなり得ません。

職場の人間関係で孤立するという事態は、できれば避けたいものです。

職場で孤立してしまう原因は何か?

職場の人間関係で孤立してしまう人はどんな人なのか?

何が原因なのか?

多くの場合、以下のような原因、特徴があるようです。

 

①周りと違った言動をする人

いわゆる、空気が読めないとか、態度が偉そうだとか、周りの多くの人と違った思考、行動特性のある人です。

基本的に多くの日系企業は、「協調性」という言葉を使い、同じような人間を好む傾向があります。

管理する側からすると都合がよく、コミュニケーションも取りやすく、何より自分たちのやり方に肯定感を持てるからです。

逆に、そうでないと、嫌われたり距離を置かれたり、評価されなかったりすることも多く発生します。

 

②コミュニケーションが苦手な人

そもそも、人と話すことがあまり得意ではない人です。

自分の思ったことをうまく伝えることができなかったり、逆に、思ったことを露骨に出しすぎてしまったり。

コミュニケーションで失敗したことがトラウマとなり、余計に人を遠ざけてしまうことも考えられます。

 

③付き合いの悪い人

休日のイベントや、職場の飲み会などが頻繁にある職場では、これらに積極的に参加しない人は付き合いの悪い人と見なされる傾向があります。

それが、協調性のない人という印象となり、疎外される原因になることがあります。

日本では、このように、仕事とは関係無いようなところまで、仕事に影響してしまうということはよくあることです。

 

④不平不満、愚痴が多い人

いつも、不平不満ばかりを言っていると、周りの人が遠ざかっていくことがあります。

その人と話していても、気分はよくありませんから、次第に人が寄りつかなくなることが考えられます。

仕事、プライベート関わらず、前向きな人に人は集まる傾向があります。

 

⑤仕事で失敗ばかりする人

同じような失敗を繰り返していると、だんだん人が離れていく傾向にあります。

関わると面倒なことになる人、自分の足を引っ張る人と見なされ、敬遠されることに繋がります。

失敗は成功のもとです。

初めは助けてくれる人もいるかもしれませんが、改善の傾向が無ければ、離れていくことが多いと思われます。


 

以上、当てはまる項目はあったでしょうか?

これらの原因が多いかと思いますが、実際の細かい状況は、はっきり言ってケースバイケース、千差万別です。

 

相手あっての人間関係です。

自由奔放に振る舞ったとしても、ある程度は個性として許される職場もあるでしょうし、人と違った視点を持っている人を必要とする組織もあるでしょう。

飲み会の無い組織もあるでしょうし、みんなで集まって不平不満を言うことがストレス解消になっているような組織もあります。

 

言ってしまえば、職場との相性です。

私が言いたいのは、これらの項目に当てはまるからと言って、無条件に自分が悪いと思わないでほしいということです。

 

原因を考えるのは、あくまで、孤立した原因を明確にして、取るべき方針を決めるためです。

 

行動方針を明確にすることが目的です。

その意味で、職場の人間関係で孤立を感じている人は、原因をしっかり考えておくことが重要です。

 

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孤立する本当の原因を考え、対処の方針を明確にする

先ほど例を挙げたように、孤立してしまう詳細な原因は、人や職場によって多種多様です。

個別にしっかり原因を考えてみて、思い当たることがあれば、それに対して行動する必要があります。

 

大きく二つのタイプによって、考えるべき方向性が180度異なりますので、これから紹介していきます。

ポイントは、自分の価値観としっかり向き合うことです。

 

①仕事内容にやりがいがある、今の会社、仕事が好きだ!という人

人間関係に悩みを持っていながら、仕事内容は好きである、やりがいがあって打ち込むことができる、更なるスキルアップを考えているという人が取るべき行動は、人間関係を少しでも改善することです。

 

繰り返しになりますが、業務が高度になればなるほど、人間関係で孤立することは致命傷になります。

たまたま、今所属している部署の人との相性が悪いだけなのかもしれません。

意に沿わないことも時にはする必要があるかもしれませんが、やっている仕事が好きであれば、人間関係を改善する意義は十分にあると言えます。

自分の分析した孤立の要因をもとに、以下の行動で自分に出来そうなことから始めることをお勧めします。

 

仕事で成果を出す

会社という組織にいる場合に限りますが、空気が読めなくても、態度が偉そうでも、仕事が出来る人のところには人は必ず寄ってきます。

付き合いや、忖度がどうしても面倒だと感じている人は、仕事で結果を出すことに集中してみるのがよいと思います。

昔、私が仕えた上司が言っていました。

「最もかわいいと思える部下は、成果をあげる部下である!」

上司にとって最も重要なのは、「仕事の成果」という場合が多いということです。

 

ズルいことを考えない

出そうと思ってすぐに仕事で圧倒的な成果を出せる人は、そう多くはありません。

そんな時にできることは、ひたむきに仕事に向き合うことです。

自分が楽することを考えたり、他の人に仕事や責任を押し付けようとしたり、とにかく仕事をうまくさばこうとする意識が強いと、このような考えになりがちです。

意識していなくても、必ず、誰にでもこのような傾向はあります。

一種の防衛本能です。

だから、自分はいつも正々堂々とやっているという思いを一旦捨て、改めてひたむきにやることを考えることが肝要です。

コミュニケーションが苦手な人は特に、他人から勘違いされることが多く、知らない間に全く意図しない評価を受けることもあります。

とにかくズルイことを考えずに、ひたむきに仕事に向き合っていれば、必ず誰かが見ていてくれるものです。

少なくとも、孤立するという状況からは抜け出せます。

 

挨拶、雑談

仕事の話になると、やたらと厳しい表情や口調になる人がいます。

若手社員からすると、話しかけにくく、敬遠してしまうということもあるでしょう。

緊張してうまく意思表示出来ず、余計に無愛想だと思われたりしてしまうケースがあります。

いきなり仕事の話の延長線上で、孤立から脱却しようとするのはハードルが高いものです。

まずは、出社時、退社時、大きな声で笑顔で挨拶することから始めるのが一番です。

良い反応がなくても、必ず気づいていますから、繰り返すことです。

何度挨拶しても、返事すらしてくれないという人はほぼいないはずです。

比較的余裕のある時間に話しかけるということも効果的です。

朝早い時間や、夜のまったりした残業時間に会社にいる日本人サラリーマンは大変多いのでそれを利用します。

夜9時を過ぎても、一分一秒を惜しんで仕事している人は、実は多くありません。

声をかければ、何分でも雑談できる時間を作ってくれる人は、意外と多いものです。

ぎこちなくても、話そうとしている姿勢はわかってくれますので、雑談をしてみることは非常に効果的です。

内容は何でもよいのですが、自分のことで、少し笑えるような話が良いです。

「最近太ってスーツが苦しい、買い換えなければならない」、

「近くの料理屋でお腹を壊した」、

「〇〇社の新しい受付の人が美人だった」、、

何でも良いので、自分の個性にあった話題を考えてみると良いと思います。

苦手な人に対する接し方について、詳細は以下の記事を参考にしてください。

 

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味方を一人作る

八方塞がりはよくありません。

一人でも、共感できる人や、気軽に話すことができる人を作ることが重要です。

精神的にも随分変わってきます。

同期、後輩、他の部署の人、とにかく一人でも味方だと思える人を作っておくことです。

 

②会社の方針や考え方が受け入れられない!という人

会社の人間関係がうまくいかずに孤立する最たる原因が、以下のような場合は、きっぱり辞めることを考えるべきでしょう。

・会社の方針や考え方に共感できない、
・一緒に働く人たちと価値観が合わない

家族や生活のことが気になる場合

経済的な理由や、家族との兼ね合いもあり、そう簡単に辞めることができないという人も多いと思いますが、

そのまま、その会社に居続けて本当に良いのでしょうか?

今の会社は、これからもずっと安泰なのでしょうか。

転職は、以前よりもしやすい環境は整っています。

価値観の合わない会社にしがみつく必要性はどれほどあるのでしょうか。

自分の価値観と合う組織や働き方を見つければ、孤立する可能性も少なくなるはずです。

経済的な目的だけのために、合わない会社で働き続けて、家族と幸せな時間を過ごせるかというと非常に疑問です。

長期的な視点に立って、どうすれば動けるのかを考え始めるべきでしょう。

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他の組織でもうまくできるわけはない?

中には、今いる組織でうまくできない人が、他の会社に行ってうまくできるわけはないと断言する人もいますが、

世界中の会社が同じ価値観でできているはずはありません。

辛抱我慢も時には必要ですが、新しい可能性を潰してしまうこともよくありません。

そのようなアドバイスを聞くよりも、実際に確かめるつもりで動いてみるのも一つの方法です。

何度も動いてみて、それでも全く合うところが無ければ、そこで初めてその通りだったと思えばよいだけです。

その方が、自身も納得できるでしょう。

 

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確実に言えることは、決断は若いうちにした方がよいということです。

年月が経過すると、決断できなくなる人が圧倒的に増えるのは紛れもない事実です。

会社にしがみつく形で残るしかなくなった人は、本当に悲惨に見えます。

そんな人たちをたくさん見てきたため、声を大にして言いたいのです。

熱意も自分の軸も無くなっている状態では、長年在籍してきたことによる職位、役職だけが頼りです。

職場の人間関係で孤立したままでいても、無理して価値観を曲げて繕っても、軸の無い人生になる可能性が高いように思います。

 

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最後に

職場の人間関係で孤立してしまう人は、自分を責めることを真っ先に考える必要はありません。

人の価値観も様々です、

相性の合う合わないは必ずあります。

 

孤立してしまう原因が、そもそも、自分が生きていく上での”価値観”に合わないことによるものなのか、

それとも他の原因によるものなのかをしっかり考え、解決策を探していくことが重要です。

今いる職場に残るにせよ、動くにせよ、何れにしても、職場の人間関係で孤立している状態でいることはよいことではありません。

 

今いる職場で人間関係を克服するのであれば、孤立した原因を考え、自分の行動を変えていく必要があります。

と言っても、ほんの少しのことで、周りからの反応も随分変わります。

焦らず、少しづつ改善していくことを心がけるべきです。

会社でやりたいこともなく、価値観も合わないことで孤立しているのであれば、別の道に進むことが最善の選択肢です。

 

勇気を持って第一歩を踏み出すことが必要です。

 

以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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