- 2022年2月21日
- 2022年2月21日
強者の理論で動く世界で考えるべき問
強者の理論に辟易としている人も少なくありませんが、今の世の中は強者の理論に偏らざるを得ない状況になっていると言えます。自分なりにどう生きていくのか、正しさを考えるにあたり、強者の理論の世界でどう生きていくのかを考えることがまずは有効になります。
強者の理論に辟易としている人も少なくありませんが、今の世の中は強者の理論に偏らざるを得ない状況になっていると言えます。自分なりにどう生きていくのか、正しさを考えるにあたり、強者の理論の世界でどう生きていくのかを考えることがまずは有効になります。
自分と遠い国、社会のことを怖い国だ、思想、情報が偏っていてかわいそうだと感じることはないでしょうか。しかし、それは自分の国についても当てはまる可能性はあります。今一度、自分の世界を疑うという視点を持つことが、今の時代では大変重要になります。
ドストエフスキー作の名著と言われているものの、長くて、内容も暗いことから手を伸ばしにくい「罪と罰」。控えめに言っても、読んでいて憂鬱な気持ちになりますが、その分考えさせられることも豊富にあります。一つの読むきっかけとして私なりに紹介します。
リベラルアーツの必要性が叫ばれています。認識していても、何を学べばよいのかわからない、難しそうと考える人も多いかと思います。本来、自由に自分の人生を送るために誰もが学ぶべき実践的なものであるべきです。一人で始められる学び方、きっかけについて解説します。
お金という報酬以外にも、私たちが日頃から得られて、満足度を高める報酬はあります。定量化できないため、認識しづらいところがありますが、お金だけの報酬基準では、大きな幸福感を感じることも少ないはずです。内発的動機にもとづいた報酬を意識し認識することが大切です。
日本人の特徴として、よく言われるのが、集団で行動することが好き、協調性がある、勤勉、民度が高いなどです。しかし、本当にそうなのか疑わしいものも多くあります。偽物の真実を押し付けられているのに気づかないという可能性も認識する必要があります。今回は、そんな向き合うべき真実を考察します。
資本主義への懐疑的な見方が強まるにつれ、マルクスの資本論が再度注目されるようになりました。ただ、資本論は難解です。多くの解説書がありますが、『武器としての「資本論」』は非常にわかりやすくおすすめです。主にどういう視点が得られるのかについて解説します。
規模の経済が注目された時代がありましたが、今では規模が大きいことの優位性は縮小しつつあります。むしろ大規模組織だからこそもたらされるデメリットが注目されるようになりました。人として認識されづらくなる、変化への対応が難しくなるということについて解説していきます。
昔から当たり前に言われている、恩を受けたことを忘れない、恩返しするという概念ですが、資本主義の世の中で、実践が難しくなっています。人から思わぬ恩を受けた時に、負い目を感じる、怖さを感じるということもあるほどです。今必要な恩送りという概念とともに、必要な考え方を示します。
監視社会の問題と一言で言っても、様々な監視のパターンがあります。カメラ、顔認証、データ、個人情報など、監視の対象は多くあります。それぞれについて、問題、メリット、デメリットを検討します。本当に監視されるべき人に監視の目がいき届くかという視点が大切です。
今の世の中、上手に立ち回れる人、稼ぐ能力を持った人が、どの組織でも重宝されている似通った現実があります。そのため、それができない人にとっては厳しい環境になりかねません。そこで、内村鑑三の「後世への最大遺物」をヒントに、思想を発信するということの有効性について示していきます。
価値観の大転換を迎える必要に迫られた戦後、日本人に大きな影響を与えたのが坂口安吾の「堕落論」でした。70年以上の時を経て、今の社会も大きな価値観の転換期にあると言えます。今必要な個人がとことん考えることに通じる思想が堕落論にはあるように思います。現代社会にあてはめ考えます。
アイデンティティ喪失の危機にあると、人は暴力的になると言われます。現代は、かつてないほど、アイデンティティを認識することが難しい時代であると言えます。だからこそ物理的にも言葉としても暴力的な傾向が増してきているのでしょう。進むべき方向は、地域社会のコミュニティ強化ではないかと思います。
視野を広げて、これからの世界のあり方を考えるのにうってつけの本です。マルクスの理論の新たな解釈として書かれていますが、資本主義の問題が整理されており、それだけでも大変参考になります。日本人の多くが全く認識していないような市民運動や世界の自治体の取り組みなどにもスポットが当てられています。
資本主義が進展し、成長の余地も少なくなっています。弊害が多くなっている社会に在り、仕事にやりがいを感じられない人が大変多いのが現状です。資本主義は、万人を幸せにするためのシステムではないことが明らかになりつつあります。分業化、資本家による意思決定の独占、やりがいの搾取という問題に焦点を当てて考えます。
正しいことを貫くことは、資本主義社会では簡単ではありません。お金がないと生活もできない前提の上に、自己責任論の風潮も強まっています。会社に入っても、個人の正しさよりも会社の方針が強くあります。ただ、そんな中でも、今こそ自分の正しさを貫くことが必要な時期になりました。それについて解説します。
歴史認識や、世界各地で起きている民族問題、人権問題。これらを局所的に見れば、理解が難しいばかりでなく、誤った認識を持つ危険もあります。必要な視点は、今の国際秩序がいかにして作られたかという全体像です。これを持つことで、歴史認識のみならず、未来の思考についても大いに役立ちます。
生きづらい世の中と言われる現代ですが、大きな原因の一つに道徳観の衰退があげられます。見せかけの道徳を道具のように使う人が増えた背景には、カントの指摘する仮言命法にもとづいて行動することが関係しています。カントの考え方にヒントを得ながら、現代を生きる私たちが取り入れるべき視点、できることを考えます。
本場の資本主義が日本を席巻すると言われて久しいですが、思ったよりも欧米流の冷徹な合理主義が浸透していない日本です。おそらくこれからもこの点は変わらないだろうと思われます。日本の中に根付いている関係性重視の社会には、合理主義にはない重大な価値も含まれています。
情報弱者、情弱という言葉でバカにされることが多くなっている通り、情報を効率的に取得して考えることは大事なことですが、損得勘定だけの判断軸で情報を選んでいるだけでは人格弱者へ一直線です。持つべき土台がない上に、情報のフローを浴びたところで正しい判断などはできません。注意喚起をします。
自分に自信がない、持てないという人が多いですが、その理由は、ほんの小さな差が大変な差のように見せる世の中であること、そして社会的地位や所得水準を基準に考えてしまいがちな傾向があげられます。実態の差はそこまで大きなものではなく、成功の可否を分けるのはいつの時代も信念や熱意であることを今一度示します。
分断社会とよく言われますが、分断とは、憎悪感情を引き起こすことで、本来協力すべき関係の近い相手と敵対関係を築くように仕向けられることです。分断はするものではなくさせられるものです。多くの場合、根本的な問題、協力して立ち向かうべき別の大きな相手、問題が存在するはずです。
企業の不正、不祥事があれば、基本的には倒産に直結するような一大事のはずです。しかし、大規模な集団不正が何度も行われ、罰金を払って、なお隆々としている巨大金融機関の存在があります。大きすぎて潰せない問題以上に、私たち個人として、巨大企業の不正に対する目線を強化するべきだと思います。
渋沢栄一の著書が、脚光を浴びるようになっていますが、論語と算盤については、今の日本人に強烈なメッセージを送っている本であると言えるでしょう。道徳的な素地、人格の修養ができていない日本人が、このまま衰退に向かわないために必要な考え方、警告を本書から抜粋し、まとめて示します。
生き方がわからない時代には、強い指針が必要です。幸福感のある充実した人生を送るために持つべき指針は、道徳と経済を両立させることです。ただ、資本主義社会に道徳をどのようにとらえたらよいのか、少し整理が必要です。私たちを取り巻く4つの秩序をもとに、指針となる考え方を示します。
今の日本は、不寛容が蔓延するような息苦しさがあります。それは人との距離に大きな原因があります。距離を感じる社会を打開するためには、地域に根ざしたよりコンパクトな企業の取り組みが不可欠です。データ時代、巨大企業が幅をきかせる今の時代だからこそ必要な考え方の一つになるのではと思います。
大企業病の非効率性はよく指摘されることですが、本当の弊害は、人間として当たり前の道徳心や正義感が失われることです。一番大事なことがごっそり抜け落ちる危険性があります。巨大な組織で細分化された業務をしていると、権威に無意識に従い、良心の働きが鈍り、責任転嫁や思考停止に走る事例をあげて解説します。
パラダイムシフトは世代交代でしか達成されません。50年、100年単位で変わっていく考え方こそがパラダイムシフトです。そんなスパンでの変化を考えると見えてくる、現在進行形の変化について解説します。ポイントは他人の価値観にしがみつく忖度文化から自分発進の文化への転換です。
自分の勤めている会社には嫌な奴ばかりだと感じている人は少なくありません。マックスヴェーバーの支配に関する三類型(人が服従する動機)を参考に、人が支配に従う理由、そして、なぜ会社にいる人は嫌な奴ばかりなのかを解説します。ポイントは、規則やルールといった合法性に頼り過ぎた支配体制です。
出世する人の特徴を考えたときに、ネガティブなイメージを持つ人も少なくありません。しかし、時代の変化とともに「出世」の意味やあり方も変わっていることに注目するべきです。大きな組織で忖度や立ち回りのうまさに頼らなくても、小規模でも個人でも大いに世に出ることができる時代です。
財政赤字を気にせず、国債を積極的に増発しても問題ない、景気刺激策をするべきであると主張するMMT(現代貨幣理論)とは何か、そして従来の主流経済学の考え方との違いや実現性について解説します。非常に面白い理論であるため、従来の経済常識との違いを整理して関心を深めるためにいい教材であると思います。
リブラ構想が話題になりました。計画の見直しという結果にはなりましたが、国家としてもデジタル通貨の研究を加速させていくことになるでしょう。今回は、暗号資産としてのリブラ構想を振り返り、中央銀行発行のデジタル通貨や他の暗号資産の現状と可能性を整理します。
かっこいい生き方を再度考えましょう。尊敬されている歴史上の偉人は皆、自分の信念を貫き大義名分を持った人たちです。そのような人に憧れる一方、現実はお金を求めてさまよい、ずるいことも厭わない政商寄りの生き方の人もいます。今一度かっこいい生き方を考えるべき時が来たと感じます。
デジタル通貨の議論をしていると必ず出るのが銀行の信用創造機能がなくなるとどうなるかという問題です。信用創造とは何か、今後必要なくなるのか、銀行の将来はどうなるのかについて、資本主義の成熟と経済発展、フィンテック技術の発展などの観点から元銀行員として解説します。
新人類と呼ばれた60年代生まれから就職氷河期の70年代生まれまでの人たち。そしてゆとり世代、さとり世代と呼ばれるSNSネイティブな世代。これらの間にある世代が80年代生まれの30代にあたる人たちです。マージナルマンという考え方をもとに、この世代が変化の時代をリードしていくべき理由を解説します。
大成功を収めた人が人生を転落させた事例を見ることで、失敗の本質について学べる一冊の本を紹介します。成功を収める過程は人それぞれですが、失敗をするときは、似たような形になることが少なくありません。先人の失敗から学ぶことは大変意義があります。どのように成功を収めどのように財産を失い、そして何を残したのかが記されています。
「会社のために働く」人が多ければ多いほどその職場は疲弊しています。会社のためと言えば、何か正しいことをしているように聞こえます。人を動かすときにも便利です。その結果、個人の尊厳を無視した息苦しい組織が出来上がります。統計数値からも明らかな通り、そのような組織は生産性も上がらず、モチベーションも上がりません。
政治のニュースを見なくても、あまり変わらない時代が幸せだったかもしれません。過渡期の時期だからこそ政治動向に注意してある程度の見識を持っておくことが必要です。自分を守ることに繋がります。考えないと取り残される時代が来ています。
アベノミクスにより株価が上げって企業利益も増えました。しかし新たな投資先も無く内部に溜め込み、従業員に還元しなくなりました。実質賃金は下がり続けています。アベノミクスは失敗だったのか、今までの成果を振り返ります。
明治維新、日露戦争、世界大戦、戦後復興期、バブル崩壊、歴史を振り返ると40年毎に、大きな価値観の転換が起こっています。日本の資本主義はどう変わっていくのか、価値観の変遷と、次の40年が始まる2020年代を考えます。
時代遅れの大企業はこれから苦境に立たされます。大きな変化の時代、大企業で働くことのデメリットを認識するべきです。規模の優位性は減少し、大きいことで生じる、非効率な人員配置、風通しの悪さ、スピード感覚の無さは致命傷になり得ます。そうなれば大企業で働き続ける理由は何があるでしょうか?
アメリカを中心とした資本主義が過渡期を迎えています。今後、世界はどうなるのか、現状の問題と、今後の見通しについて考えます。