- 2022年1月17日
- 2022年1月17日
『罪と罰』(ドストエフスキー)という文学との接し方
ドストエフスキー作の名著と言われているものの、長くて、内容も暗いことから手を伸ばしにくい「罪と罰」。控えめに言っても、読んでいて憂鬱な気持ちになりますが、その分考えさせられることも豊富にあります。一つの読むきっかけとして私なりに紹介します。
ドストエフスキー作の名著と言われているものの、長くて、内容も暗いことから手を伸ばしにくい「罪と罰」。控えめに言っても、読んでいて憂鬱な気持ちになりますが、その分考えさせられることも豊富にあります。一つの読むきっかけとして私なりに紹介します。
リベラルアーツの必要性が叫ばれています。認識していても、何を学べばよいのかわからない、難しそうと考える人も多いかと思います。本来、自由に自分の人生を送るために誰もが学ぶべき実践的なものであるべきです。一人で始められる学び方、きっかけについて解説します。
資本主義への懐疑的な見方が強まるにつれ、マルクスの資本論が再度注目されるようになりました。ただ、資本論は難解です。多くの解説書がありますが、『武器としての「資本論」』は非常にわかりやすくおすすめです。主にどういう視点が得られるのかについて解説します。
「人間は考える葦である」、「クレオパトラの鼻」など、数々の名文句が記されているパスカルの『パンセ』。今回は、パンセのなかの重要なテーマの一つである「気晴らし」について考えます。人間の本質について考えさせられます。
物語の概要やタイトルを知っている人も多いシェイクスピアの作品ですが、世界中で読まれ、親しまれ、欧米企業の幹部試験でも出てくることもあるようです。シェイクスピアを学ぶ意味とは何か、そこには人間の感情、本質を知るという現代でも不可欠な要素が詰まっているからだと考えられます。
価値観の大転換を迎える必要に迫られた戦後、日本人に大きな影響を与えたのが坂口安吾の「堕落論」でした。70年以上の時を経て、今の社会も大きな価値観の転換期にあると言えます。今必要な個人がとことん考えることに通じる思想が堕落論にはあるように思います。現代社会にあてはめ考えます。
視野を広げて、これからの世界のあり方を考えるのにうってつけの本です。マルクスの理論の新たな解釈として書かれていますが、資本主義の問題が整理されており、それだけでも大変参考になります。日本人の多くが全く認識していないような市民運動や世界の自治体の取り組みなどにもスポットが当てられています。
歴史認識や、世界各地で起きている民族問題、人権問題。これらを局所的に見れば、理解が難しいばかりでなく、誤った認識を持つ危険もあります。必要な視点は、今の国際秩序がいかにして作られたかという全体像です。これを持つことで、歴史認識のみならず、未来の思考についても大いに役立ちます。
渋沢栄一の著書が、脚光を浴びるようになっていますが、論語と算盤については、今の日本人に強烈なメッセージを送っている本であると言えるでしょう。道徳的な素地、人格の修養ができていない日本人が、このまま衰退に向かわないために必要な考え方、警告を本書から抜粋し、まとめて示します。
読書のコツや記憶に残るための読書法などがよく注目されますが、読書は学びを実践できてこそ意味をなします。毎回読んで感銘を受けても、実践できない、続かない理由は、本気になっていない、読むことで得られる満足感自体を求めている、そして環境が適していないという要因があげられます。
四書五経とは何か、それぞれに記されていることをまとめます。また、明治まで多くの人にとって必修科目であった四書五経が現在では古いものとして学ばれなくなっています。その結果、現代社会には大きな弊害が生じています。今四書五経を学ぶ意義についても解説します。
稲盛和夫さんの著書「心。」を紹介します。人生のあらゆる出来事は自分の心が引き寄せたものであるとする本書で伝えられているポイントと、おすすめする理由を解説します。稲盛さんの著書は数多くありますので、関心を持った人はどれから読めばいいのかわからないかもしれません。代表的な本との比較も行います。
諸子百家と呼ばれる中国の春秋戦国時代の思想家たちの考え方を解説します。孔子、老子、孟子、荀子、韓非子などの代表的な思想家の考え方と、時代の変遷に応じた思想の変化に注目します。知っているだけでは意味がありませんが、これらの教えには今にも通ずる問いが多く含まれています。
歴史に興味を持つきっかけになる本、第二弾は司馬遼太郎著、「燃えよ剣」です。史実が細かく記載されていながらストーリーとして多くの人を惹きつける50年以上にわたってロングセラーを続ける名著です。新選組、土方歳三の人気を高めたのは本書による影響が大きいと言えるでしょう。
哲学の必要性を認識している人が増えています。自分の生き方や軸を考えるのに哲学は役に立ちます。古代ギリシャ哲学から現代までの主要な哲学者の考えが1冊にまとめられたおすすめの入門本です。自分で考えるきっかけを得るのににぴったりです。
歴史に興味を持つきっかけとして司馬遼太郎の「坂の上の雲」をオススメします。明治維新を経た激動の時代に、いかに危機感を持ち、懸命に、精一杯生きてきた人たちの歴史は、第二次大戦以降の日本とは別物であり大いに気づきと学びがあります。学びとしてもストーリー性としても優れた本書について紹介します。
読んでいると、不思議と心が軽くなる作家・佐藤愛子さんの本「人間の煩悩」を紹介します。窮屈な社会で狭い視野、固定観念にとらわれている人生観から少し離れて、人間の本質を考えさせてくれるような言葉が詰まっています。私が感じるこの本の魅力は、「痛快さ」と「潔さ」です。
大成功を収めた人が人生を転落させた事例を見ることで、失敗の本質について学べる一冊の本を紹介します。成功を収める過程は人それぞれですが、失敗をするときは、似たような形になることが少なくありません。先人の失敗から学ぶことは大変意義があります。どのように成功を収めどのように財産を失い、そして何を残したのかが記されています。
数多く存在する自己啓発関連の書籍の中で特におすすめしたいものを厳選して紹介します。大げさではなく人生を変える力がある本です。しかも、普遍的で人生のどんな場面でも通用する指針となるものばかりです。必要な考え方、行動を、圧倒的な実績を作ってきた人たちから学び、豊かな人生を手にされることを願います。
MBAの授業で最も人気を博したことでも知られる最新のリーダー論、オーセンティックリーダーシップ(自分らしいリーダーシップ)について解説します。今の時代に必要な考え方が詰まっています。論文を参考に、身につけるためにやるべきこと、落とし穴や注意点を踏まえて説明します。
何十年もの間、世界中で読まれているハーバードビジネスレビューの論文の中から選りすぐりのリーダーシップ論10論文が1冊にまとまっています。本書をお勧めする理由と本書で絶対に押さえておきたいポイントを絞って紹介しています。論文の著者は、世界的に有名なリーダーシップ論の著者ばかりです。
時代を超える超ロングセラー、D・カーネギーの「道は開ける」。人が不安に打ち勝つための方法を、膨大な人の実体験をもとに導かれています。要約とレビュー、お勧めする理由を書いています。本書は長編で手に取りにくいかもしれませんが、前半部分まで読めば、核心の99%をカバーしていると感じます。
第二次世界大戦の日本軍の失敗を、経営学的見地から分析することで、日本に共通する組織的課題を考察した原書「失敗の本質」から、現代経営に通じるエッセンスを取り出し、現代企業の事例を交えてわかりやすく解説された良書です。時代の過渡期にある今こそ読んでおくべき内容です。
人は何のために生きるのか、稲盛和夫さんがご自身の人生から培われた哲学について書いてある本を紹介します。本書を通じて一貫して、人格を高める、魂を磨くことの大切さについて触れられています。豊かな人生を送るために重要なヒントがつまっています。
人生に疲れたと感じたら、偉いお坊さんの言葉に耳を傾けてみるとパッと目の前が明るく広がるような感覚になることがあります。1300年の歴史でたった2人しか達成していない大峯千日回峰行という命がけの過酷な修行を満行された塩沼亮潤大阿闍梨が極限状態で悟った大切なことは人生の参考になることばかりです。
読書をしても、アウトプットしないままでいると数ヶ月も経てばきれいさっぱり忘れてしまいます。得た学びは、実際に書いて見ること、そして人に話して理解してもらうことを繰り返す必要があります。インプットとアウトプットはセットです。具体的なアウトプットの方法を紹介します。
中村天風さんの名言、幸運をひらくための教えが詰まった一冊です。心の状態が不安定になったときは何度も読み返し、心の持ち方と考え方を切り換えるための大きな指針になってくれることでしょう。
バリ島に住む日本人大富豪、アニキの教えを綴った本です。成功するための教えであり、正しい生き方を説く教えでもあります。今の日本人に足りないことを考えさせられる素晴らしい内容になっています。
稀代の名経営者、稲盛和夫さんの名著「考え方」。人生の指針となる考え方について稲盛さんの経験から導かれた教訓を紹介されています。人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力。素晴らしい本ですのでおすすめです。
読書のメリットはわかっていながら、いまいち習慣化できないという人は少なくないかもしれません。習慣化する第一歩は自分の周りにいるすごい人に、「読書していますか?」と聞いてみることです。驚くほど、できる人ほど読書を習慣にしています。読書をするきっかけになればと思います。